ネクロマンサークラスには『マダムリッチ』という、味方のフォロワー全てに《必殺》をつける能力を持ったカードがあります。
いつの間にか3枚揃っていたこのカードが今回の主役です。
デッキはこんな形に。
弱いフォロワーを並べて『マダムリッチ』を出して必殺をつけ、盤面をこじ開けます。
フリーマッチで試してみました
ビショップと戦っていたある試合での出来事。
相手の場には『シュラインメイデン』と進化した『ガーディアンフォックス』がいます。
『守護の陽光』も貼られているため、『シュラインメイデン』にも《守護》がついています。
なかなかに厄介な状況ですが、ここで『マダムリッチ』が満を持して登場!
全員に《必殺》がつきました!
さっそくアタックに行き、手強い二体のフォロワーを一瞬で除去。
相手リーダーへの道が開きました。
相打ちとなった『地獄の解放者』も『リッチ』となって登場し、場は磐石です。
なお、先に『スケルトンナイト』を召喚しておけば彼にも必殺がついていたのですが、『マダムリッチ』が輝けるまたとないチャンスだったのでちょっと興奮して忘れていました。
ちなみにこの後『テミスの審判』をくらってあっさりと場が半壊しました。
ベルエンジェルに必殺をつけたらどうなる?
さて、このデッキを組むにあたって試したかったもう一つのことは、
「攻撃力が0の『ベルエンジェル』が《必殺》を持ったらどうなるのか?」
ということでした。
ダメージを与えないと《必殺》が発動しないイメージがありますが……。
これも試すチャンスがあったのでやってみました。
敵は憎き『ゴブリンマウントデーモン』!
こりゃもう『マダムリッチ』を召喚するしかありません!
《必殺》がついた攻撃力0の『ベルエンジェル』が果たして相打ちを取れるのか……?
すると見事に《必殺》発動!
一撃で『ゴブリンマウントデーモン』を倒すことができました!
攻撃力0でも必殺が発動します!
これは将来覚えておくと何かの役に立つかもしれませんよ!
なお、相打ちとなった『ベルエンジェル』は星となり、新たなカードとなって帰ってきました。
『ベルエンジェル』も満足していることでしょう。
マダムリッチについて
10試合くらいこのデッキでプレイしてみた感想を。
やはり『マダムリッチ』の能力を発動させるのに必要なネクロマンスが6なのがつらいですね。
ネクロマンス6といえば、『死の祝福』や『腐の嵐』といったネクロマンサークラスの主力カードと同じです。
『マダムリッチ』の能力を最大限に活かすには、こちらに非力なフォロワーが多数ならび、相手に強大なフォロワーがいる、と言う状況ですが、まずこちらのフォロワーが複数生き延びている状況というのがあまりありません。
あと仮に《必殺》がついても、大抵は相打ちで終わってしまいますからね。
もちろん対戦相手からしてみれば1/1や1/2のフォロワーで交換されるのはたまったものではないでしょうが……。
ネクロマンスが4くらいなら、場に1体しか殴れるフォロワーがいなくても気楽に使っていけるのですが、やはり6はちょっときついというのが本音です。
イラストは可愛いですが、実戦だと『死の祝福』にネクロマンスを使用するほうが有用でしょうね。
デッキの調整案
可能なら『マダムリッチ』を召喚するターンにアタックにいけるフォロワーを多数揃えたいところ。
今考えているのは『悪霊の饗宴』と組み合わせることですね。
『マダムリッチ』を出す前にゴーストを出しておいて、必殺をつけたあとにアタックさせれば最大限の効果が得られそうだなと。
あとはすでにデッキに入れていますが、『ファントムハウル』ですね。
残念ながら今回は活躍の機会がありませんでしたが。
これらのカードと一緒に使う形で、もう少しデッキを練ってみるつもりです。
いずれにせよ、墓場の数を増やすカードを大量に入れておかないと、思い通りに行かないことが多いでしょう。
そのあたりを上手くバランス調整できれば、面白い動きをするデッキに仕上がるのではないかと思います。